鎌倉市令和3年の教育環境の整備について

令和3年予算、教育関連についてです。

●GIGAスクールによる学校のICT環境の整備

年間約4億円が費やされますが、AIドリルの導入によって個別最適化された学びができ、教職員の負担も軽減される優れたツールであるとのことです。高速インターネットが全教室に配備され、1人1台のipadを使った学習は教室だけにとどまらず、校外や地域学習でも活用できるとされています。とは言え、せっかく校外に出たのに、その場の観察や現場の方からの話の聴取よりもipadの画面に気を取られていたのでは本末転倒です。

Ipadは、慣れるまでには一定の時間を要しますが、慣れたところで一人一人孤立した学習にならないような配慮も必要です。大型ディスプレイの活用で共用出来たとしても、苦手な子やついていけない子もいると思います。未来型の授業に移行しても児童生徒一人ひとりと向き合うことをおろそかにならないよう求めました。

また成長期の子どもたちは健康への影響も受けやすいので十分な注意が必要です。Wi-Fi環境による電磁波や、端末を使用することによって引き起こされる頭痛、目の疲れや視力低下、体全体の疲労感、心への影響などの症状が起こることも予測しなければなりません。担任の先生が日常的に配慮し、疲れが蓄積しないように工夫することはもちろん必要ですが、長期的な影響をはかる健康調査はやはり必要です。かつてない環境に子ども達を置いてしまう学校の責任としてお願いします。

 

●鎌倉版「ROCKET」

主に学校に馴染めない児童生徒に対して興味や関心等に応じた課題探究プログラムを提供する鎌倉版「ROCKET」についてです。

相談室事業として836万円ですが、新しい取り組みをばかりを進めるだけでなく、現状の課題をきちんと洗い出し、これまでの不登校児等の支援もきちんと行なったうえで進めることを求めます。本市の不登校児は増加にあり、大半の子どもたちは家庭で過ごしているのが現状です。心を閉ざした子どもたちが外に出て新しいことに興味を持ち挑戦するのは容易なことではありません。まずはそうした子どもたちが心と体の健康を取り戻すための支援を行なう事が先ではないでしょうか。また、専門性が求められる事業をどのようなところに委託するのかは分かりませんが、すべてお任せにならないようにしてください。一部の子どもだけでなく、すべての不登校児、学校では自分らしくいられず居心地の悪さを感じる子どもたちが対象となり、未来に夢や希望を持つ手助けとなるようにしていただきたいです。

また「ROCKET」は異才発掘という意味合いで使われてきていることから、市長のマニフェストの実現にはならなくても、親しみやすい名称とすることも求めます。