ヤングケアラー支援の充実を!

「ヤングケアラー」とは身近な家族の介護や看護などを担う18歳未満の子どものことです。自分の事に時間を使えず、遅刻や不登校、学力不振、友人関係の希薄化など様々な問題を抱えて、進学や就職を断念せざるを得なくなることもあります。ケアラーたちの学業や心身的健やかな成長が保障されるよう、支援の必要性が叫ばれています。

ヤングケアラーは「相談しにくい」「家庭の事を知られたくない」など声を上げづらいため、実態把握が難しく、本人が気づいていないケースも多くあります。また、学校が家庭に介入しづらいことも課題の一つです。本市でも、複数件のヤングケアラーが確認されおり、「欠席が続いていた」「保護者と連絡が取れづらくなった」など、担任が児童生徒の異変に気づくことが大半です。

早期発見するためには、学校現場でのヤングケアラーの理解や共通認識が必要です。子どもたちの異変を見逃さず、安心して相談できる環境づくりを求めました。また、ヤングケアラーたちは複数の課題を抱えており、教育だけでなく福祉と連携した支援が必要です。本市では18歳未満の相談窓口は「子どもと家庭の相談室」、福祉の総合相談窓口は「くらしと福祉の相談窓口」となっていますが、既存のサービスだけでは充分に支えきれません。庁内でもヤングケアラーという視点を持ち、多方面からの支援を進めるよう求めました。

また、2022年1月には全国でのヤングケアラー調査が実施されますが、本市では第一中学校と2年生の生徒が選定されました。今回の調査結果が必要な支援策につながるよう、今後も注視していきます。