6月定例会 岩瀬子ども会館の存続について

2019年6月23日 16時42分 | カテゴリー: 活動報告

  2019年6月定例会が閉会し、最終日6月21日は岩瀬子ども会館に関連する2件の陳情に対しての賛成討論をし、内容については以下の通り求めました。

  2月定例会では議案第110号鎌倉子ども会館条例の一部を改正する条例の制定について多数の賛成により可決となり、岩瀬子ども会館は平成32年(2020年)3月で閉館する事になりましたが、その間、子ども会館利用者や地元住民に対して、子ども会館の閉館について納得し、理解していただけるような説明責任が果たされていたのでしょうか。

委員会の中では昨年、9月議会教育こどもみらい常任委員会で子ども会館閉館についての説明をした。との答弁がありました。議会に対しての説明は事前にされていたとしても、利用者や地元住民の方たちへは閉館の決議がされてから、もっと早い時期に知らせるべきでした。

2月定例会中の3月に「かまくら暮らしのガイドブック」が発行され、まだ議決されていないにも関わらず、岩瀬子ども会館は平成32年(2020年)3月で閉館と明記され、全戸配布されています。突然の閉館の知らせを地元の方たちは驚きを持って受け止めています。子育てをする親にとって、日常利用していた遊び場が奪われることは、とても重要な出来事です。岩瀬子ども会館の閉館は、鎌倉市公共施設再編計画に沿ったものではありますが、長谷こども会館の突然の閉館も記憶に新しい折に、市民の方が心配や不安を感じることは十分予測されました。岩瀬子ども会館の利用内訳をみると、今泉子どもの家が併設していた時期よりも分離された2017年10月以降の利用人数の方が乳幼児・小学生共に増加しています。単に利用人数だけでなく利用ニーズについても市は把握されていたのでしょうか。乳幼児親子は今泉子どもの家と分離したことで、時間を気にせず気軽に利用できるようになりました。平坦な場所なので乳幼児親子が通いやすい環境です。施設は広々としてグランドもあり、いくつかの子育て支援団体も利用しています。小学生の利用のついては学童になじめないなど、何らかの悩みを抱えた子どもたちでも安心して自由に過せる居場所になっているのではないのでしょうか。岩瀬子ども会館は複数の学区の子どもが利用しています。子ども会館という場所は新しい交流関係もでき、学校ではできない学びを遊びの中で見つけられます。このような環境は子どもたちの健やかな成長に繋がっているのではでしょうか。放課後の居場所は各学校区に併設されていく「放課後かまくらっこ」だけではなく、選択肢を増やすことが、子どもたちへの支援にもつながります。未就学児に対しては大船子育て支援センターや、午前中のみ利用できる子どもひろば今泉を代替え施設としていますが、市は子育てをする親の目線になって、見直すべきではないでしょうか。核家族化が進み人との関わりやコミュニケーションも薄くなる中、親だけで子どもを育てるという責任はとても重く、困難な時代です。地域の中にいくつかの集える場所があり、人との関わりの中で暮らせるようになれば、子育ての不安も楽になり、幼児の虐待などの未然防止にもなります。  

今、定例会の教育こどもみらい常任委員会では、(仮称)子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例の修正案の説明がされました。新たに第18条「子どもの居場所の確保」が加えられ「市は子どもが自分らしく遊び、休息し、集い、安心して人間関係を作りあうことができる居場所の確保及び充実に努めるものとする。」と書かれています。まさしく岩瀬子ども会館はその役割を担う居場所として、多くの乳幼児親子や子どもたちに利用されています。地域の子育て交流の場として自由に活動でき、たくさん方々に親しまれているのではないのでしょうか。

子ども会館閉館後の利活用については、市としての子育て支援の姿勢が大きく問われていると考えます。今後は、地域住民の意見も取り入れ、多世代交流ができる場所としての活用を視野に入れて、行政経営部、こどもみらい部と共に進めていくことを要望します。