鎌倉市小学校教科書展示会

2019年6月14日 18時06分 | カテゴリー: 活動報告

 6月12日(水曜日)から6月17日(月曜日)まで鎌倉体育館2階会議室で小学校教科書が展示されています。展示されている教科書は2020年度に小学校教科用図書です。すべての閲覧はしきれないので今回は道徳、社会、英語に絞って見比べました。

小学校では2018年から「特別の教科 道徳」がスタートしています。通知表は数値等での評価は行わず、文章での評価となりました。改めて小学生の子どもの通知表を見直すと、3学期にだけに道徳の欄に文章で書かれてありました。展示されている教材のいくつかは子どもたちが3段階、5段階で自己評価をする欄が設けられていました。道徳は1つの答えを見つけ結論を出すものではありませんし、自分の思いや考えについて、良いか悪いかを評価させるべきなのでしょうか。そして、正しい生き方を教員はどう指導すれば良いのでしょう。内容も出版社によって様々でしたが規則の尊重、厳罰、自己犠牲を押し付けるような内容もありました。

英語については、「早くから親しむことで抵抗感がなくなる。」「中学校における英語学習の負担が軽減される」などのメリットがありますが、「児童の学習負担が増大する。」「教師の負担が増大する。」「小学生の時点で英語に対する苦手意が形成される可能性がある。」などのデメリットもあります。学年が上がるにつれての徐々に学力に差がつきますが、高学年になるほとんどの子どもたちが学校で理解が出来なかった勉強を塾に通い補っています。格差社会が進み、子どもたちの育つ環境は様々です。2018年鎌倉市の子育て世帯の生活に関する調査報告書では低所得者、ひとり親家庭では全体の平均よりも「同学年の子どもに比べて学力が低い」「勉強する習慣が身についていない」「塾に通わせたい」というパーセンテージが高くなっていました。小学生以上の保護者からの回答ですが、学力の差と経済力の差の否定はできません。新しい教科の授業時間を増やすすよりも、基礎学力をしっかりと身につけられ、どの子も取り残されない教育を進めるべきだと感じます。